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「私的AI研究会」レポート　VOL.3 †

AWS AI環境構築について †

Vboxのイメージインポート †

　Macにて、VM Import を実施すべく、AWS CLI の環境を構築して、イメージのインポートを実行してみたが、JSON引数の記述がどうしてもうまく行かず、Windows10にて、AWS CLI実行環境を構築して実施するも、Kernelバージョンがサポート範囲外であるとエラーを表示したため、断念した。

• Ubuntu バージョン（18.04LTS 以前が対応版）
  

  OS Version	OS Name	kernel ver
  14.04 LTS	Trusty Tahr	3.13 or newer
  14.1	Utopic Unicorn	3.16
  15.04	Vivid Vervet	3.19
  15.1	Wily Werewolf	4.2
  16.04 LTS	Xenial Xerus	4.4 or newer
  16.1	Yakkety Yak	4.8
  17.04	Zesty Zapus	4.1
  17.1	Artful Aardvark	4.13
  18.04 LTS	Bionic Beaver	4.15 or newer
  18.1	Cosmic Cuttlefish	4.18
  19.04	Disco Dingo	5
  19.1	Eoan Ermine	5.3
  20.04 LTS	Focal Fossa	5.4
  20.1	Groovy Gorilla	5.8
  21.04	Hirsute Hippo	TBA

• OSバージョン確認
  

  $ cat /etc/lsb-release 
  DISTRIB_ID=Ubuntu
  DISTRIB_RELEASE=14.04
  DISTRIB_CODENAME=trusty
  DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 14.04.5 LTS"

• カーネルバージョン確認コマンド
  

  $ uname -a
  Linux <hostname> 4.8.8-c9 #1 SMP Mon Feb 13 03:16:28 UTC 2017 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

• AWSの「VM Import」では、以下のみ対応
  Ubuntu 12.04、12.10 たとえば、Ubuntu 18.04 にはカーネル 4.15 が必要。
  
  参考：https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/vm-import/latest/userguide/vmie_prereqs.html
  

直接AWSへの構築を検討 †

• 無料枠の場合
  
  
  機械学習、深層学習を実行するには「無料枠」では、マシンスペックが不足して利用できない。
  
  
  

• 機械学習で使用できる最低限のスペック（GPUあり）を選択した場合の見積もりは「177.08 USD」（\19,479）／月額　で、かなり高めな金額となるので、今回はやめておく。
  （ちなみにGPUはなしで、vCPU：4　メモリ：8G　のEC2で、「102.15USD」）
  
  
  

• ちなみに、AWSにはさまざまな深層学習用のイメージも用意されている。（以下は、その一部）
  しかし、このイメージを実行するには、相応のスペックを持つ仮想マシン（EC2）が必要。
  
  
  

• 結論：長期間の個人レベルでのAI学習用にAWSを利用するのはコスト面から不適合であることがわかった。
  

更新履歴 †

• 2021/08/31 初版 tnitta

参考資料 †

• VM Import/Export の要件