RaspberryOS

RaspberryOS「Bullseye」 †

Raspberry Pi に新しくなった Raspberry Pi OS「Bullseye」をインストールしてみる。

RaspberryOS「Bullseye」
参考資料

※ 最終更新:2022/06/24　

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Raspberry Pi OS「Bullseye」のインストール †

　Raspberry Pi公式のSDカード作成ツールのImagerを用いて、Raspberry Pi OSをインストールする手順。
　「2022-04-04-raspios-bullseye-armhf-full」

Raspberry Pi公式ダウンロードページ> から「Raspberry Pi Imager」をダウンロードする
ダウンロードしたファイルを実行し「Raspberry Pi Imager」をインストール
「Raspberry Pi Imager」を起動する
「OS」「ストレージ」を選択して「書き込む」を押すと SDカードの書き込みがスタートする
書き込み確認を経て SDカードの作成完了

これまでに比べて非常に簡単になった!!

OS書き込み済みの SDカードを別の用途で使用する場合は「OS」の項目でフォーマットを選択する

提供される「Raspberry Pi OS」

名称	種別	適合するハードウェア
Raspberry Pi OS ~bullseye~	Raspberry Pi OS with desktop	All Raspberry Pi models
	Raspberry Pi OS with desktop and recommended software※
	Raspberry Pi OS Lite
Raspberry Pi OS (64-bit) ~bullseye~	Raspberry Pi OS with desktop	3B,3B+,3A+,4,400,...
Raspberry Pi OS (64-bit) ~bullseye~	Raspberry Pi OS Lite	3B,3B+,3A+,4,400,...
Raspberry Pi OS (Legacy) ~buster~	Raspberry Pi OS (Legacy) with desktop	All Raspberry Pi models
Raspberry Pi OS (Legacy) ~buster~	Raspberry Pi OS Lite (Legacy)	All Raspberry Pi models
Raspberry Pi Desktop ~buster~	Debian Buster with Raspberry Pi Desktop	PC and Mac

　※「Raspberry Pi OS (32bit)」を選択したときのバージョン

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Raspberry Pi OS「Bullseye」の初期設定 †

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通常のインストール †

　モニター・マウス・キーボードなどの周辺機器を接続し、電源を入れて起動する。
　起動後表示される手順に従って設定を進めていく。

「Welcome to the Raspberry Pi Desktop」のダイアログ表示までには多少の時間がかかる。
「Set Country」ダイアログで「Japan」を選択
「Create User」ダイアログで「ユーザー名」「パスワード」を設定
「Set Up Screen」ダイアログでディスプレイの外側に黒い部分がある場合はチェックすると自動調整する
「Select Wifi Network」WiFiのSSIDを選択、WiFiを使用しない場合は「Skip」Wifiを選択した場合は SSID を入力
「Update Software」ダイアログでリリース後のソフトウェアをアップデートする（30分程度の時間を要する）
「Setup Complete」ダイアログが表示されれば「Restart」を押して再起動
再起動後にデスクトップ画面が表示されれば初回起動までの初期設定完了

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ヘッドレスインストール (モニター・マウス・キーボード接続なし) †

　Imager で SDカードの書き込みを開始する前にダイアログ右下の歯車「追加オプション」により事前に SSHなどの設定を行っておく。
　「bulluseye」版からルートユーザー：pi パスワード：raspberry はセキュリティ上の理由から削除されているので、ヘッドレスインストールのためには必ず事前設定が必要。

IPアドレスを探す
・Windows の場合コマンドプロンプトから
```
C:\>for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i
```
・しばらくして終了したら
```
c:\>arp -a
  :
  192.168.0.14          dc-a6-32-71-af-e7     動的
  :
```
・b8-27 または dc-a6 で始まるアドレスが RaspberryPi
SSH でターミナル接続・TeraTermPro, RLogin などのターミナルソフトでログイン
　ユーザー：pi (追加オプションで指定した内容)
　パスワード：raspberry (追加オプションで指定した内容)

リモート・ターミナルから初期設定をする

$ sudo raspi-config
    :
 2. Display Options
 　　D5 VNC Resolution　　　　　← VNC 表示解像度を指定
    :
 3．Interface Option
 　　I3 VNC 　　　　　　　　　　← VNC を Enable に設定

・[Finish] で reboot

ホスト側の「VNCビューア」から「IPアドレス:5900」で接続する

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Raspberry Pi 初回起動後の初期設定 †

　Bullseye (2021-10-30)よりアップデートすると自動的に日本語入力環境がサポートされる。
　特別な場合を除いてデスクトップの「Raspberry Piの設定」タブから設定できるようになった。

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「ディスプレイ」の設定 †

・「画面のブランク」項目は一定時間が経過するとスクリーンオフする場合チェック
・「ヘッドレス解像度」はリモートディスクトップ(VNC)の解像度を設定する

画面の解像度が VGAのまま変更できない場合これまで同様「/boot/config.txt」を編集する

$ sudo vi /boot/config.txt

    :
# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
hdmi_group=2
hdmi_mode=85　　　　　　　← 1280x720
    :

　(参考) 公式モニター設定値

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「インターフェース」の設定 †

　「SSH」「VNC」の設定はここをチェックするだけでよくなった。(超便利)

VNC リモート接続ホスト側から接続確認
VNC Viewer を起動して接続先のアドレスにIPアドレスとポートを指定すること。(例：192.168.X.X:5901)
vncviewer の画面をキャプチャーする (windowsの場合)
・VNCビューアの設定画面「Exprt」タブにある「SendSpecialKeys(特別なキーをサーバへ直接送る)」の項目を True にする。
・Option」タブの「Pass special keys directly to VNC Server」のチェックを外す。

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vi テキストエディタの設定 †

vi互換モードの offと Bacspaceの有効化

 $ vi ~/.vimrc
 set nocompatible
 set backspace=indent,eol,start

vi の便利な設定

 set nocompatible
 set backspace=indent,eol,start
 set number
 set expandtab
 set tabstop=4
 set shiftwidth=4
 set autoindent
 syntax on

sudo 付きでの vi 対応

 pi@raspberrypi-ml:~ $ sudo ln -s ~/.vimrc /root/.vimrc
 pi@raspberrypi-ml:~ $ sudo ls -la /root
 合計 24
 drwx------  4 root root 4096  3月 19 05:34 .
 drwxr-xr-x 21 root root 4096  3月 19 04:49 ..
 -rw-r--r--  1 root root  570  9月  9  2019 .bashrc
 drwx------  2 root root 4096  9月 26 09:13 .cache
 -rw-r--r--  1 root root  148  9月  9  2019 .profile
 lrwxrwxrwx  1 root root   15  3月 19 05:34 .vimrc -> /home/pi/.vimrc
 drwx------  3 root root 4096  3月 17 15:37 .vnc